2012年2月9日木曜日

脱走する犬には首輪をするまでだ。

最近活動で悩むことが多々ある。

頭のつくりが根本的に違いすぎて、激しい怒りを通り越して、呆れが出てきた。
理数科隊員のつらいところは、ただでさえ残念なマラウィアンなのに、その子供を相手にするところ。しかも一気に大勢を。。

町で村で大人を見ていても、子供を見ていても、、、、、、、
大人がああだから子供がこうなのか、こんな残念な子供が大人になってああなるのか、、、
どっちが鶏でどっちが卵かは分からないが、とりあえず驚かされ、怒らされ、呆れさせられる毎日だ。


学校では、生徒が遅刻してくる、授業の妨げになることをする、など何か悪いことをすると、生徒にpunishment(罰)を与える。
定番のpunishmentは草刈である。  でも、生徒は草刈を楽しんでやっている。そして草刈が終わるとまるで外で遊んできたかのように、教室に戻ってくる。
これではpunishmentの意味が無い。
生徒はなぜその罰を与えられたかを全く分かっていない。理由が分かっていたとしても、全く反省しない。とりあえず"Forgive me"の連発でその場を逃れようとする。


草刈のpunishmentは学習とは関係がなく、生徒の学力向上にはつながらない。
生徒の学習に関係することを考慮し、俺が与えるpunishmentはいつも居残り学習である。
今日は、生徒に練習問題を与え、終わるまで帰ってはいけない、と決め居残りをさせた。その間俺は(生徒を信じて)職員室で生徒の回答の採点をした。昼飯も食わずに5時までやったよ。

でも、、、


40人ほど居残りをさせて、問題を解き終えて帰ったのはたったの一人。





他の生徒はどうしたかって?





脱走した。



苦労して信じて、裏切られるほどバカバカしい事ってないよね。




なぜ居残りさせるのか、なぜ勉強しなければいけないのか、なぜセカンダリースクールを卒業したほうがいいのか、先週延々と話をし、分からしたつもりなのに、振り出しに戻ってしまった。

先週の生徒と俺の間の合意は何だったのだろうか?
生徒が歳相応の態度を取るなら、俺も生徒に歳相応に接する。
生徒が犬の様な態度を取るなら、俺も生徒に犬のように接する。

合意したはずなのに、、、


よろしい、脱走する犬には首輪をするまでだ。

4 件のコメント:

  1. どんな組織においても風土作りはかなりの時間がかかるもの。罰じゃなくて、褒美を与えてみたら?

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  2. たしかに時間かかるよね、、

    いい事をしたら褒美をやるのもいい策だけど、まずいいことが起こらない、、、
    行き詰ってる。>.<

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  3. (笑)
    いいことを起こすには、
    何がいいことなのかを教える必要があるし、
    いいことに関して競争を起こして順位付けをすればさらに向上する。

    最近研修で言われてハッとしたことがあって。
    人の悪いところを見つけようとするんじゃなくて、
    人のいいところをいかに見付けて評価するかが
    主体性ある人材を育成するポイントだ
    って。

    まずは、小さなことから。
    時間のかかること。
    まだ時間はある、じっくりと粘り強く行動すれば
    道は開けるよ。

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  4. いつの時代も歴史は繰り返す。
    徳川家康いわく、
    して見せて、させてみて、褒めてやらねば人は動かず。
    FNSもマラウィも、ニヤーイコール!
    言って合意すれば、そこからがやっと指導のスタート、
    自分の志を全て伝えても伝わらないことが多いのが現状、
    少しずつ伝えるのが理解を得やすい。(少しだけ歩み寄るという意味)
    ハーバードの人を教えるんじゃあ無い。2流相手は地道に行くしかない。

    史郎

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